
宮城県七ヶ宿町の白炭と陶器のアロマディフューザー
宮城県の南西部に位置する七ヶ宿町は昔から炭焼きが盛んな土地で、最盛期より数は減ったものの先人の知識を受け継ぎ炭焼きをしている方がいます。 その中で七ヶ宿町で白炭を焼いている佐藤光夫さんと知り合ったことでこのアロマディフューザーはできました。 炭の生産をしながら山での暮らしと炭のある生活を提案している佐藤さんに、新たな炭の使い方の提案として制作しました。


【形】
窯出しと窯詰めを見学させていただきお話を聞いた経験から、窯を構成する石と窯詰めのときに窯の中で生木を立てていたイメージが強く残りました。 そのイメージを元にラフスケッチと石膏を削り形にしていきました。 機能的な面では3パターンの置き方ができることによって、フレグランスオイルと炭の設置面積が変わりわずかながら香りの量を調節することを考えました。





素材:七ヶ宿粘土,白炭
製法:泥漿鋳込,登り窯焼成
サイズ:W107mm,D76mm,H145mm
制作:2019年7月
Photo by Hiroyasu Ishida