現在所属している七ヶ宿焼を制作・販売する無限陶房合同会社のブランディング、VI展開
無限陶房合同会社の理念を理解・整理し、DMやチラシ等の視覚情報として制作・提案しました。
無限陶房合同会社:宮城県七ヶ宿町で採れる良質な粘土を使い赤松を利用して登り窯を焚き、風土に根ざした七ヶ宿焼の制作・販売、地域おこし活動をしている焼き物工房。京都の陶芸美術作家の近藤高弘が代表を務める。2018年に近藤高弘が考案した「七ヶ宿焼東北炭流し」(商標登録済)を工房のフラッグシップ商品として制作販売。
宮城県七ヶ宿町:七ヶ宿町は蔵王連峰の南麓、宮城県の最南西部に位置し、福島・山形の両県と境界を接し、奥羽山脈の東南斜面の一帯を占め、周囲91kmにおよぶ自然環境に恵まれた町。江戸時代には、奥州と羽州を結ぶ道が「山中七ヶ宿街道」と称され、7つの宿場があったことが町名の由来。人口は1,300人以下の小さな町。(宮城県七ヶ宿町HP:https://town.shichikashuku.miyagi.jp)

-背景-
入社当時(2019年)は登り窯で焼成したものと工房の代表である陶芸美術作家の近藤高弘が考案した「七ヶ宿焼東北炭流し」という商材があり、設立から1年半ほどの立ち上げ期でした。そこで、代表や業務執行役員、工房の従業員の話を聞き、現場で見た雰囲気を元にロゴマークを制作・提案しました。そこから名刺や取り扱い説明書、パンフレット、展示や販売会のフライヤーやDMに展開していきました。
ロゴ
焼き物に押す落款印にも使えるようなロゴマークを提案。
「七ヶ宿焼  無限陶房」ということでインフィニティマークの一部を切り取って漢数字の七を表しました。
名刺
歴史ある七ヶ宿町の工房ということで、横向き縦書きの昔の和文のような名刺を提案。
パンフレット
予算的に配りやすいA4三つ折りのパンフレットを提案。
開いた時の見え方、構成を意識してレイアウトしました。
Photo by Hiroyasu Ishida
七ヶ宿焼東北炭流し用紙袋
無限陶房のブランドの1つである「七ヶ宿焼東北炭流し」用の紙袋の提案。
外側の面を模様とロゴだけのシンプルな面にするために、情報を紙袋の内側にレイアウトしました。
DM・フライヤー
扱説明書

工房の職人とともに文章の添削をし、制作していきました。

展示計画
隣町である白石市の壽丸屋敷での展示計画。8畳の空間を使い、無限陶房の商品ができていく様子を知ってもらう空間を計画しました。工房で実際に使用しているSHIMPOの電動ろくろを使ったプロジェクションマッピングは、当時3人の職人の「水引き」と「削り」工程を画角を揃えて収録し作っていきました。七ヶ宿町の粘土や商品になるまでの各工程の実物、登り窯での焼成風景の動画を配置することで、来ていただいた方々に写真よりもリアルな体験をしていただきました。
町外初で壽丸屋敷最初の展示計画。七ヶ宿焼東北炭流しが水の流れをイメージしているので、七ヶ宿町と白石市の共通点である白石川を会場内で表現しました。
制作:2019年4月〜
Photo by Hiroyasu Ishida

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